高知(高知県)
南国土佐と呼ばれる高知市の魅力は、なんといっても自然…特に海の幸に恵まれていること。太平洋に面したこの地は、新鮮な海産物から山間部の美味しい野菜や果物、そして「皿鉢料理」に代表される郷土の伝統料理まで、食文化がとてもゆたかです。

目次
1.アクセス:
2.ロケーション:
3.気候:
4.風土・気質:
5.土地選びのポイント
6.参考サイト

1.アクセス
高知県は、四国の南側に位置し、飛行機、鉄道、高速バスでアクセスできます。
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飛行機: 高知龍馬空港があり、羽田空港、伊丹空港、福岡空港などから直行便が出ています。
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鉄道: JR土讃線が県内を東西に走り、高知市を中心に各地域を結んでいます。
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高速バス: 高知市内から、大阪、神戸、岡山、広島、福岡などへ高速バスが運行しています。

2.ロケーション
高知県は、太平洋に面した沿岸部と、四国山地に囲まれた内陸部があります。
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沿岸部: 海岸線が長く、温暖な気候で、サーフィンやマリンスポーツが盛んです。高知市、室戸市、安芸市などが代表的な沿岸の都市です。
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内陸部: 緑豊かな山々に囲まれ、清流が流れる地域です。農業や林業が盛んで、自然を満喫できる暮らしが魅力です。四万十町、いの町、梼原町などが代表的な内陸の町です。

3.気候
温暖多雨な気候です。
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沿岸部: 冬は比較的暖かく、夏は高温多湿です。沿岸部など台風の影響を受けやすい地域もあります。
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内陸部: 昼夜の寒暖差が大きく、冬は積雪する地域もあります。

4.風土・気質
高知県民は、明るくおおらかで、人懐っこい気質です。
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お祭り好き: よさこい祭りをはじめ、地域のお祭りが盛んです。
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お酒好き: 日本酒や焼酎など、地元の酒を愛する人が多いです。
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食いしん坊: カツオのたたきや土佐料理など、美味しいものがたくさんあります。

5.土地の選び方
1. 津波・高潮リスクの確認
高知市は太平洋に面しており、南海トラフ巨大地震の影響を受ける可能性が高い地域です。
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津波リスクが高いエリア
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桂浜・種崎・春野・仁井田・十津・長浜などの沿岸部は、津波到達時間が短く危険度が高い。
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鏡川・国分川・江ノ口川の河口付近(潮江・大津・布師田)**も高潮・浸水リスクあり。
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津波リスクが低いエリア
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市街地の北部(旭町・鴨部・朝倉・一宮・薊野)は標高が高く、津波の影響を受けにくい。
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高知駅周辺(愛宕・北本町)は若干の浸水リスクがあるが、比較的安全。
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対策:高知市のハザードマップを確認し、標高の高い土地を選ぶ。
2. 地盤の強さと液状化リスク
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地盤が安定しているエリア(比較的安心)
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高知駅北側(愛宕・一宮・薊野・朝倉・鴨部) → 自然堤防上にあり、地盤が強い。
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五台山周辺や旭町の高台 → 固い地盤が多く、地震に強い。
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液状化のリスクがあるエリア(注意が必要)
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**埋立地や低地(潮江・大津・布師田・長浜・種崎など)**は、液状化の危険性が高い。
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鏡川・江ノ口川周辺も過去に液状化が発生。
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対策:「地盤改良済み」の土地を選ぶか、地盤調査を依頼する。
3. 水害・洪水リスクのチェック
高知市は年間降水量が**全国トップクラス(約2,500mm)**で、台風の通り道でもあります。
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洪水リスクが高いエリア
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**鏡川・国分川・江ノ口川周辺(潮江・大津・桟橋通・はりまや町)**は、大雨の際に浸水しやすい。
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仁井田・長浜などの沿岸部は高潮の影響を受ける可能性も。
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洪水リスクが低いエリア
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標高が高い旭町・鴨部・朝倉・一宮・薊野は浸水リスクが低い。
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対策:土地の過去の浸水履歴を確認し、できるだけ高台を選ぶ。
4. 交通アクセスの利便性
高知市は車社会のため、移動手段を考えて土地を選ぶことが重要です。
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公共交通が便利なエリア
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高知駅周辺(愛宕・北本町・宝永町) → JR・路面電車・バスが利用可能。
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路面電車沿線(旭町・桟橋通・知寄町など) → 市街地へのアクセスが良い。
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車が必須のエリア
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**南部(春野・長浜・十津・仁井田)**は公共交通の便が悪く、車が必要。
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**北部(薊野・朝倉・一宮)**も車があれば便利だが、バス路線は比較的充実。
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対策:通勤・買い物の利便性を考え、路面電車やバスが使えるエリアを選ぶ。
5. 生活環境(買い物・病院・学校)
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商業施設・病院が充実しているエリア
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高知駅周辺(愛宕・北本町・比島) → イオンモールや医療機関が多く便利。
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旭町・鴨部・朝倉 → 住宅街が広がり、スーパー・病院・学校が充実。
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子育てしやすいエリア
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一宮・薊野・朝倉 → 比較的新しい住宅地が多く、学校・公園が充実。
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高知インター周辺 → 車での移動がしやすく、子育て世帯に人気。
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対策:学校・病院・スーパーの距離をチェックして、日常生活が快適なエリアを選ぶ。
6. 土地価格の相場を知る
高知市の土地価格はエリアによって異なります。
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高価格帯(1坪30~50万円)
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高知駅周辺(愛宕・比島・北本町) → 商業地・マンションが多く、利便性◎。
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中価格帯(1坪15~30万円)
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朝倉・鴨部・一宮・薊野 → 住宅地として人気があり、バランスが良い。
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低価格帯(1坪5~15万円)
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春野・長浜・十津・仁井田 → 郊外のため価格が安く、広い土地を確保しやすい。
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7. 将来の発展性と再開発
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今後の発展が期待されるエリア
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高知駅周辺 → 再開発が進み、今後も利便性が向上。
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一宮・薊野エリア → 新しい住宅地が増加中で、子育て世代に人気。
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発展が緩やかなエリア
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仁井田・長浜・十津 → 市街地から遠く、今後の大規模開発は少ない見込み。
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対策:将来の土地の価値を考え、再開発予定のあるエリアを選ぶと資産価値が高まる可能性◎。

6.参考サイト
高知県の移住・二拠点居住に関する情報は、以下のサイトで入手できます。
【高知市移住・定住情報サイト「こうち らいふ】」
https://www.city.kochi.kochi.jp/
【高知県の移住ポータルサイト「高知家で暮らす」】
【国土交通省ハザードマップポータルサイト】