地方で豊かに暮らす人が増えている
- hiroshi tsukamoto
- 2024年11月14日
- 読了時間: 2分
更新日:4月8日

以前から「田舎暮らし」に憧れて地方に居を移す家族は多かったのですが、ここにきてそうした「田舎暮らし」志向の方だけでなく、東京での仕事や交遊関係を維持しながら、地方に「自宅」を構えたり、都内にはマンションを残しながら、戸建ての住宅を地方に持つ方が増えてきました。これには、さまざまな要因があげられます。
目次
1.都市部の地価の上昇
都心部では、海外富裕層の需要や訪日客の増加、再開発の進行などが要因で地価が上昇しています。2024年9月時点で、東京圏の地価は前年比で4.6%上昇し、4年連続で上昇率が拡大しています。特に都心部では海外富裕層などによる取引が活発で、地価が大きく伸びています。
2.住宅建築コストの上昇
ウッドショックを機にあらゆる建材の値段が急騰しましたが、同時に労務コストも上がり、ここ数年で少なくとも2割程度は建築予算があがりました。この流れはインフレの現状を踏まえるとしばらくは変わらず、上がり続けるか高止まりすると言われています。土地も高い、建築コストもあがったとなると、かなりの高所得者でない限り都心で一戸建ては買えない状況になったといえます。
3.東京の夏の異常な暑さ
2024年の夏の期間(6〜8月)の日本の平均気温は、昨年と並んで過去最高となりました。また、東京における熱帯夜(日中の最低気温が25℃以上の日数)は、過去10年の平均と比べて大幅に増加。気象庁のデータによると、2024年は60日以上が熱帯夜となり、特に7月から8月にかけてその頻度が高まりました。過去10年間の平均では東京の熱帯夜は30日から40日程度であったため、2024年はそれに比べると、約20日から30日も増加しています。
4.テレワークの一般化
コロナ禍で一般化した在宅勤務=テレワークですが、大手を中心にコロナが収まったあともテレワークを継続している傾向にあります。都心の会社に毎日通う必要がないのであれば、わざわざ地価の高い都内に自宅を構える必要もなく、都心に数時間で出られるところに居を構えるという人が増えてくるのも必然といえるでしょう。
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